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【事例 5】柏市の千葉県知事一般建設業許可(鋼構造物工事業)の事例

当事務所がこれまでに手がけた事例をご紹介いたします。
ご参考になさってください。

クライアントの概要

鉄骨工事をメインとされている会社です。

元々個人事業としてされており、数年前に売上が伸びてきたことで法人化されました。

工場などの鉄骨工事を請け負っており、1つの現場で請負金額が大きくなることがあるため、

今のうちに建設業許可の取得を検討されました。

要件 1   経営業務の管理責任者

法人だけでは5年の経験年数が不足しているため個人事業時代の経験も使用しました。

個人事業時代に経営をされていたことの証明として当時の確定申告書が必要ですが、

奥様がきちんと税務申告手続きをされており、保管されていたので問題ありませんでした。

ちなみに、確定申告書が残っていない場合は、いくつか方法はあります。

①税務署での確定申告書を再発行

→個人情報の開示請求という手続きを取れば7年前くらいまで過去に提出した確定申告書を取得できます。(ただその場でもらえる訳ではないので、少し時間がかかるのが難点です)

②市区町村にて所得証明書を取得してもらう。

③複数の会社と取引されていれば、請求書の控えと通帳で証明できます。


※  ③について、経営経験の証明としては年1件の工事実績を提出する必要があるのですが、確定申告書がない期間は追加でもう1件出せればOKとなります。
同じ年度で、同じ会社宛の請求書は1件とみなされるので、複数の会社と取引があることが前提となります。

 

要件 2   専任技術者

個人事業と法人を合わせて10年以上経営されているので、10年分の鋼構造物工事に該当する実績を出してもらいました。

鉄骨工事として記載があっても、とび土工工事の事例【鉄骨組立て工事】との違いが分かりづらいので、

県に対して、鋼構造物工事に該当する【鉄骨工事】をしているんだよ、と証明する必要があるのでなかなか難しいところです。

申請後の審査中にも一部追加書類の提出を求められました。

加工まで行っていることを証明できる見積書などを提出し認められましたが、業種の判別が微妙なものは予め追加書類を提出する可能性を想定しておく必要がありますね。

要件 3   営業所その他

自宅兼事務所でした。

事務所部屋までの間取りが少し微妙でしたが、無事にクリアできました。

営業所の証明も各自治体によって写真を細かく見てくるところもあるので、

注意が必要です。

(東京都が一番ハードルが高いので、東京都を基準に考えれば他の県は大体クリアできます)

まとめ

千葉県の場合、申請が受理されて許可が下りるまで45日程度かかります。

また、土木事務所が管轄しているため、審査中に追加書類があると

千葉県→土木事務所→弊所→お客様と余計に時間がかかってしまいます。

(東京都や埼玉県は直接県の職員が審査してくれるためその場でほぼほぼの状況が把握できます)

要件2であった追加書類の提出になると、追加で時間がかかるので、その期間も想定して(逆算して)

いつまでに申請する必要があるかを把握する必要があります。

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